東洋医学とは?

鍼灸あん摩の基本となる概念で、「気・血・津液(しんえき)」を生命活動を営む源と考え、これらが正常に体内を循環することで健康が保たれると考えます。
つまり、体内の各臓器(東洋医学的には五臓六腑と言います)が正常に機能するには気・血・津液の三要素のバランスが必要で、どれか一つでも過剰や不足があると、病気の原因になると考えます。
そこで、気・血・津液のバランスが崩れた際に出現する、経穴(ツボ)と呼ばれる部位を刺激して、体調の調整や症状の緩和を図ろうと考えるのが東洋医学の基本的な考え方です。
東洋医学の具体的な手法には鍼・灸・あん摩・湯液(とうえき、漢方薬のこと)、導引(どういん、呼吸法)、気功法があります。

五臓六腑

東洋医学では人間の内臓全体を言い表し、気・血・津液は五臓六腑で生成され、循環すると考えています。
五臓 肝(かん)・心(しん)・脾(ひ)・肺(はい)・腎(じん) 
六腑 胆(たん)・小腸・胃・大腸・膀胱(ぼうこう)・三焦(さんしょう)

鍼灸あん摩とは?

鍼・灸・あん摩は不定愁訴を改善し、心身のひずみをととのえ、自然治癒力を活性化させる東洋医学の伝統的な治療法です。

不定愁訴(ふていしゅうそ)

「頭が重い」、「イライラする」、「疲労感が取れない」、「よく眠れない」等の何となく体調が悪いという自覚症状があるものの、西洋医学的には原因不明である状態を指します。

※法律上、医師・鍼師・灸師・あん摩マッサージ指圧師(いずれも国家資格)の四者だけが鍼・灸・あん摩マッサージ指圧を施術することを認められています。

東洋医学には「未病治」(みびょうち)といって、病気になる前の段階で養生を続ければ大病にならず健康でいられるという考え方があります。鍼・灸・あん摩の施術は、経穴(ツボ)を刺激することで、自己免疫力をアップさせ、また生活習慣の悪化で低下した自己治癒力を向上させ、大病にまで至らないようにすることを目的としています。

鍼灸あん摩を受けると?

身体がぽかぽかと温まり、よく眠れたり、基礎体温が上がって生理周期が整います。
リラックス効果も期待できます。

中には「重だるい」「ぼーっとする」「眠くてしょうがない」と一時的に症状が悪くなったと感じる方もいらっしゃいます。
これらは鍼灸あん摩特有の「好転反応」と言って、良くなっていく経過の一部なので心配はいりません。
ふだん気を張り詰め緊張状態が続いている人ほど、このように感じる人が多いようです。

施術を続けていれば、身体のぽかぽか感が維持され、だるかった症状も気にならなくなっていきます。
出ている症状を鍼で治療するのか、お灸で治療するのか、あん摩マッサージ指圧で治療するのか、併用して治療するのか、東洋医学の考え方をベースにその人に合った手技を選びアプローチしていきます。
副作用も少なく、心身のバランスを整え、本来持っている治癒力を引き出す、身体に優しい治療です。

お問い合わせ

恵子鍼灸あん摩院
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