万平と三里の灸

今日は養生灸で有名な足三里のことを書いていきます(*^^*)✨

私が好きな本『灸療夜話』✨

おどろおどろしいフォントで題名が書かれていますが、怖い話ではありません(*^^*)読みやすいお灸のお話です。

 

初っ端に出てくる『百姓・万平と足三里』というお話が、私お気に入りのお話です。

この『足三里』、経絡経穴を学んでいなくても知っているという方が多いと思います。「徒然草」「奥の細道」でも登場するスーパースターなツボです✨

 

松尾芭蕉さんは、『足三里にお灸を据えられない供とは旅をするな』と言ったとか。

足三里にお灸をすると、胃の働きが良くなるので食欲が出ます。同時に足の疲れも取れます。沢山食べて体力をつけ、沢山歩く松尾芭蕉さん達にはグッジョブなツボだったんですね(*^^*)✨

 

そして、江戸時代の三河の百姓・万平さんですが…

足三里に毎日お灸を据えるだけで243歳まで生きたらしいです❗️とんでもないなぁ^ – ^

妻222歳、息子196歳、息子の妻192歳、孫153歳と長寿一家だったそうです。伝説なのか事実なのかは定かではないけど、足三里にはこんな逸話があり、その古文書も発見されたとのことです。

 

この話を読んでハッとした私は、毎日足三里にお灸を据えることにしました❗️江戸時代のお灸と言えば、もぐさを燃え尽きさせるお灸。つまり、ちょっとした火傷(^^;;

自分は灸師!と即実行、毎日据えましたが、火傷が痛くて断念💦火傷の跡は今は綺麗さっぱりありません。灸師である自分の体でも火傷は辛いなと思いました💦

※患者さんには跡が残るような灸はしていませんので安心してください(*^^*)

 

そして、もう一人✨

↑灸研究の第一人者の医学博士 原志免太郎先生✨福岡出身です♫

『足三里の毎日のお灸は、毎日ご飯を食べるのと一緒で、年中怠りなく続行した方がより効果的だと確信しております。』

と述べ、それを実行し108歳で他界されています。

 

足三里ってそれほどすごいんだな✨

 

今、鍼灸業界も科学的根拠を確立するために研究を頑張っています。私は私で、また足三里のお灸を始めようと思いました(*^_^*)次は火傷なしの無痕灸でやります✨

 

『灸療夜話』、興味がある方はお貸ししますね(*^^*)

 

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